十里木高原のアシタカツツジ(裾野市)
アシタカツツジ(愛鷹躑躅)例年:5月中旬~6月(見頃は5月下旬~6月上旬)
十里木高原別荘地(愛鷹山麓)
静岡県裾野市須山2255-2656 十里木別荘管理株式会社 055-998-1018
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2014年5月23日
富士山周辺愛鷹山(あしたかやま)山麓にしか咲かない「アシタカツツジ」。十里木高原別荘地の奥に群落があり、週末にかけて満開とのことでハイキングの支度をして出かけました。
愛鷹ツツジ原生群落は昭和42年に裾野市指定天然記念物、昭和47年には市の花に指定。花の見ごろは5月中旬からとされ、散策には十里木高原別荘地を通るため管理事務所の許可が必要です。
管理事務所では群落までの道順を書いた地図をくれて、とても親切。
地図の通り別荘地を行くと駐車場があり、案内板がたっています。
植物学者牧野富太郎(まきのとみたろう)博士の命名によるアシタカツツジの特徴は
静岡県だけに分布するフォッサマグナ要素の植物で、愛鷹山や天子岳に自生する半常緑低木
純粋種は800メートルから1500メートルの高さに分布
低山になると山躑躅(ヤマツツジ)との交配種が多くなり、愛鷹山では葉が5枚であればアシタカツツジとしている方が多いよう
樹高は2メートルから3メートル
葉は幅の広い披針形で、互い違いに生え、花径は3センチ位、花冠は5つに裂けている
花の色は紅紫色 雄しべが7~10本
群落の多いところに標識があり、椅子に座ってのんびり眺められるようになっています。
群落では目の前に鮮やかなアシタカツツジの花が広がり、雄しべの数、葉の枚数も見ることができます。
群落から更に山の方に登山道があり、高木のアシタカツツジを身近に感じながら歩きます。一周は短い距離で、散った花びらの上を歩き、眼下に群落を見るのも楽しい。
富士山の噴火による溶岩流が固まり、草が生えている風景も面白いですね。
十里木高原別荘地から車で数分の所に富士山資料館があり、隣地に富士山遊歩道があります。ここにもアシタカツツジが咲いています。富士山資料館を見学しながら足を延ばして下さい。
富士山遊歩道の愛鷹ツツジはヤマツツジとの交配種も多いようです。
富士山資料館は裾野市須山十里木そば畑のソバの花(裾野市)→こちら でご案内しました。
駐車場の隣にもアシタカツツジが綺麗に咲いていました。
富士山資料館の庭にバラ科リンゴ属「ズミ」の花が満開。雪のようです。
愛鷹山のツツジ・詳しくは参考ページ→こちら
アクセス
■車
・東名裾野ICより約12Km 20分
・新東名裾野ICより約14.5km 24分
・新東名新富士ICより約21km 31分
■公共交通
バス(参考)
(1)JR御殿場線御殿場駅より遊園地ぐりんぱ行バス約45分「十里木高原別荘地管理事務所前」バス停下車
(2)JR御殿場線裾野駅より日本ランド行きバス約40分「十里木高原別荘地管理事務所前」下車
(3)JR東海道線三島駅より遊園地ぐりんぱ行きバス約70分「十里木高原別荘地管理事務所前」下車
バスご利用は再度お調べ下さい。
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