来宮神社の大楠(熱海市)
天然記念物『大楠』
一般的には来宮神社(きのみやじんじゃ)の大クス、国の指定では阿豆佐和気神社(あずさわけじんじゃ)の大クス
神社の名称は、明治維新以後は阿豆佐和気神社となったが、現在では来宮神社の呼び名の方が一般的
413-0034 静岡県熱海市西山町 43-1 TEL : 0557-82-2241
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2015年6月11日
日本屈指のパワースポットと言われ、生命力に満ち溢れている大楠が熱海市西山町の来宮神社にあります。青々と葉の繁った楠の木が「不老長寿」「無病息災」の象徴となり見る者を圧倒します。
来宮神社は江戸末期まで『木宮明神』と呼ばれ、『木』に宿る神々をお祀りする神社として尊敬を集め、木に感謝する信仰を有してきました。
本殿裏にある、御神木である大楠は天変地異にも耐え二千年。いつも青々とした楠の葉を繁らせ、現在でも成長し続けていることから、超越した生命力がある木と信じられています。
「不老長寿」「無病息災」の象徴とされ、大楠を一周すると「寿命が一年延びる」と信じられ、願い事がある方は、願い事を心に秘め幹を一周すると願いが叶うと言い伝えられています。
全国最大級の巨木(H13.3現在)
1位は 鹿児島県 クスノキ 蒲生町 八幡神社 幹周2,422cm 蒲生の大楠 天然記念物等(国)
2位が 静岡県 クスノキ 熱海市 来の宮神社 幹周2,390cm 天然記念物等(国)
樹齢2000年超、周囲23.9m、高さ約26mの来宮神社の大楠(阿豆佐和気神社の大クス)は本州では1位の巨樹です。
二本の合体木のようですが、左側の幹は既に枯死状態にあります。
もう一本、第二大楠が神社の入り口にあります。主幹の下部には大きな空洞があり、幹周9.45m、樹高11m。
<大楠伝説>
今から百二十年前の嘉永年間に熱海村に大網事件という全村挙げての漁業権をめぐる事件が勃発し、その訴訟費等捻出のため、境内に聳え立っておりました七本の楠のうち五本は伐られてしまいました。
古記によると、残されているこの大楠をも伐ろうとして樵夫が大鋸を幹に当てようとしたところ怱然として白髪の老人が現れ、両手を広げてこれを遮る様な姿になると大鋸は手元から真っ二つに折れ、同時に白髪の老人の姿は消えてしまったそうです。
これは神のお告げであるとして村人等は大楠を伐ることを中止致しました。
この木が即ち現在ある御神木であります。
ーー熱海来宮神社のページより
アクセス
■電車
JR熱海駅より徒歩20分
JR伊東線来宮駅より徒歩3分
熱海駅より「西山」方面行きバスにて約10分→「来宮神社前」下車
■車
・東京方面より
御殿場I.C → 箱根 → 十国峠 → 熱海
厚木I.C → (小田原厚木道路)→ 小田原 → (国道135号)→ 熱海
静岡方面より
沼津I.C → (国道1号)→ 三島 → (国道136号)→ (熱函道路)→ 熱海
沼津I.C → (伊豆縦貫道)→ 大場I.C → (熱函道路)→ 熱海
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