静岡花散歩

沼津御用邸記念公園のあじさい・ハマナデシコ(沼津市)

投稿日:2013年6月27日 最終更新日:2020年2月10日

紫陽花(あじさい) 例年:6月上旬~6月下旬
ハマナデシコ 例年:6月下旬~7月下旬
沼津御用邸記念公園
〒410-0822 静岡県沼津市下香貫島郷2802-1 TEL 055-931-0005
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2013年6月25日
沼津市島郷の海岸に面した沼津御用邸記念公園は、気候が温暖で、年間を通して季節の花々が観賞できます。アジサイの見頃は終盤となり、ハマナデシコが可憐に咲いています。
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沼津御用邸記念公園は静かな松林に囲まれた一角にあり、明治26年、大正天皇(当時は皇太子)のために造営されました。気候が温暖なうえ、前面には駿河湾、背後には富士山という風光明美な地であることから保養のために用いる別邸でした。御用邸が廃止された後、跡地は沼津市に無償貸与されました。

西附属邸と東附属邸があり、主に西付属邸から海岸にかけて花々を観賞します。西附属邸正門前にもアジサイが咲いています。公園全体に松林があり、クロマツの樹林の下に咲くアジサイは優雅で独特の味わいがあります。
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西附属邸見学は自由に写真撮影が許されていますが今回は庭を見るのみに・・邸内の案内板。
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西付属邸正門を入り左手、沼津垣広場にアジサイの群落があります。御用邸には広い敷地内の所々にアジサイが植栽されており2300株のガクアジサイ、ヤマアジサイ、セイヨウアジサイがあるとのこと。
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沼津垣(ぬまづがき)は駿河湾に面した沼津に吹く、強い西風と海岸からの砂を防ぐ知恵として江戸時代に盛んに造られてきた独特の竹垣で、土地の名のついた竹垣は沼津垣と大津垣だけと言われています。沼津垣とアジサイ
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沼津垣は繊細な美しさがあり、丸い箱根竹を網代に編みこんで作られています。
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西付属邸から連絡橋を渡り本邸跡の方に行くと、お休み処・主馬(しゅめ)があります。きゅう舎を改修したもので以前は甘味処だけでしたが、現在はホテル製の軽食があり、7月には地元JAの生産するそばを使った「そば処」がオープンするとの嬉しい知らせ。
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沼津市歴史民俗資料館は松林の中にあり、近くにアジサイが静かに咲いています。
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西付属邸裏手には記念の森(クロマツ林)があり、海はすぐそこに・・・DSC_1520

西付属邸と海岸の間に、6月下旬~7月下旬に咲くナデシコ科の多年草、ハマナデシコの小さい群落があり満開。海岸の岩石地に生え、高さ40㎝ほどの可愛い花。浜木綿(はまゆう)が一輪
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DSC_1518ハマナデシコの間にある少し大きめの葉は秋に咲く磯菊(いそぎく)の葉。秋が楽しみ。

沼津御用邸記念公園は色々な花が咲きますので季節毎に楽しめます。磯菊と春の浦島草は見逃したくない・・・

沼津御用邸記念公園のWEB→こちら
花歴のページに季節に咲く花とスポットの記載があります。

アクセス
■公共交通
沼津駅から伊豆箱根バスで約15分「御用邸前」下車 (沼津駅南口のバスターミナル7番乗り場)
■車
・東名沼津インター(新東名長泉沼津)から車で20~35分
駐車場あり

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