興津(清水清見潟公園)の薄寒桜(静岡市)
興津の薄寒桜(おきつのウスカンザクラ)例年:1月下旬~2月下旬
清見潟公園を中心に、町内、興津川沿いなど
静岡市清水区興津中町・興津本町
寒桜まつり 2月初旬か中旬の日曜日 興津生涯学習交流館東側広場
(まつりの日、果樹研究所カンキツ研究興津拠点で毎年恒例の一般開放があります)
問い合わせ/静岡市清水商工会 TEL 054(369)0431
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2021年2月7日
第24回興津宿寒ざくらまつり。今年は新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため2021年2月7日(日)~14日(日)まで、美しく咲いた桜を個々で楽しんでもらうことを趣旨に開催。約480本植えられている早咲き桜「薄寒桜」はそろそろ見頃です。
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2017年2月12日
静岡県公式ホームページ「ふじのくに」さくら開花情報(早咲き桜)によると静岡市清水清見潟公園の薄寒桜が2月10日の情報で満開とのこと。「第20回興津宿寒ざくらまつり」は平成29年2月12日(日曜日)。農研機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点の一般公開も同時開催とのことです。
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2016年2月11日
2月7日に第19回興津宿寒ざくらまつりがありました。日米友好のシンボルとしてワシントンに送られた桜の苗木。静岡市清水区興津にある「果樹研究所カンキツ研究部興津」で苗木は生産されたのです。日本に残った桜の苗木は興津地区で薄寒桜として見ることができます。
首都ワシントンD.C.のポトマック河畔に桜並木があるのは有名。桜は明治の終わりに、最初に尾崎行雄東京市長からアメリカへ贈られ、病害虫の付着がおびただしく、全て焼却処分。日本の名誉をかけ、依頼を受けて苗木を作ったのが熊谷技師(後の果樹試験場場長)達、興津の果樹研究所の職員。ワシントンに到着した桜の苗木は12種3,020本。興津の薄寒桜はワシントンの桜と兄弟なのです。
薄寒桜はオオシマザクラとカンヒザクラの雑種と言われ、その中では色の薄い種類。興津では清見潟公園から興津生涯学習交流館東側広場、町内全域に広く植えられています。
興津の海岸沿いはバイパスが通り歴史的にも有名な座漁荘や清見寺など建物、風光明媚な海浜は、変容。「薄寒桜を育てる会」を立ち上げた佐野林作さんたちが国や県に働きかけ、人口海浜などが出来、興津の町全体に薄寒桜を植栽されたそうです。
海浜公園が道に沿ってずっと続いて、テニスコートや球場など整備されておりシニアの方たちがゲートボール途中で寒桜の中でお弁当を楽しんでいました。どちらかというと薄寒桜はこれから成長する木が多いようです。
薄寒桜がたくさんあるのが祭りの会場にもなる興津生涯学習交流館東側広場。交流館は津波からの避難ビルの役目もあります。会館の前にも小さな苗木の寒桜。
興津生涯学習交流館東側広場には薄寒桜がたくさん植栽されています。時間がない方はここを訪れると良いでしょう。成人式を記念して植樹した寒桜が花をたくさん咲かせていました。
平成21年5月7日、全米さくらの女王が興津を親善訪問して薄寒桜を記念植樹。
1912年、興津で接木育成された桜の苗木がアメリカに寄贈されましたが、寄贈100周年を記念してアメリカ政府からポトマック河畔の桜の穂木が寄贈され、日本国内で育成された苗木が「里帰り桜」として2012年広場に植栽されました。品種は「染井吉野」、咲くのはもう少し後です。
全体的には小さめの木が多いのですが、中にはかなり大きめな木もあります。今年は暖かいので花はそろそろ終わりに近いのですが青空の下で美しいですね。
広場には植木鉢に新しい苗木が用意されています。平成25年の記事に、町内、興津川沿いなどに1,000本ほどあると記載があり、今後さらに2,500本の植栽を計画・・とありますから、先が楽しみです。→こちら
果樹研究所カンキツ研究興津拠点の桜、清水区由比町さった峠の薄寒桜、ワシントンに贈った同じ品種の桜を見ることができると言う水道山(中町浄水場・3月または4月の1日のみ一般公開)にも桜を見に行きたい。
<伏見たいやき店>
第19回興津宿寒ざくらまつりーあんこのふるさと興津と薄寒桜のおまつりー
とありました。あんこ?と思って調べたら東海道 17 番目宿場町「興津」は、「あんこの故郷」として有名。明治時代、興津出身の北川勇作氏が製餡業の基礎を築いたことから、そう呼ばれるようになったとのことです。
静岡市清水商工会の近くに、昭和30年代に創業した老舗「伏見たいやき店」がありました。
たい焼き100円(税込)、土日限定でソフトクリームも販売。安価で美味、公園で食べると最高!
静岡市清水区興津中町1903(旧国道1号線、JR興津駅交差点から東へ500m)
営業時間:10~17時(売り切れ次第終了) 定休日:なし(都合により休日あり)
TEL:054-369-2020 駐車場:あり
<清見寺の境内の中を東海道本線が通る>
薄寒桜を見るために清見潟公園から時々、道を外れて歩いていくと有名な臨済宗妙心寺派の清見寺。家康が接ぎ木した臥龍梅や五百羅漢で有名。
寺の境内を東海道本線の線路が横切っています。列車に遭遇!
線路の上に歩道橋があり、本堂と手前の入口をつないでいます。鉄道の好きな人が写真を撮っていました。私も。
交通
興津生涯学習交流館 静岡市清水区興津本町829番地
・バス
(JR・清水駅西口)4番のりば・三保山の手線「興津不動前」下車
(JR興津駅)三保山の手線・清水駅方面「興津不動前」下車
・JR興津駅より徒歩約10分
車
東名清水ICより11分
新東名清水ICより24分
駐車場は興津生涯学習交流館97台、清見潟公園沿いに所々あります。
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