掛川市東山周辺 茶草場のススキ・茶の花(掛川市)
薄(ススキ) 例年:9月下旬~11月
茶の花 ツバキ科 例年:10月~11月頃
掛川市東山周辺・粟ヶ岳周辺の茶草場(ちゃぐさば)
静岡県掛川市東山1821-12(東山茶業組合)TEL 0537-20-0408
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粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス 施設愛称 かっぽしテラス
所在位置 〒436-0001 静岡県掛川市東山1051番地の1
連絡先 TEL:0537-27-0845
営業時間 10時から16時頃定休日 月曜日
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2020年10月24日
静岡市から浜松方面へ向かうと掛川付近で粟ヶ岳(あわがたけ)の「茶文字」がくっきり見えます。粟が岳にある「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」通称「かっぽしテラス」からの眺めが良いと聞き、茶草場を見てから頂上まで行ってきました。
茶草場からの粟が岳「茶文字」
車を走らせて「茶文字」の山、粟が岳へ。粟ヶ岳登山道入口から粟ヶ岳山頂までは、徒歩で片道約60分(2.6キロメートル)。途中まで歩きましたがトイプードルを連れていたので戻り車で。車で山頂(標高532m)まで行けますが、道幅が狭くカーブが多いのでハイキングがお勧めです。
山頂の「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」通称「かっぽしテラス」
山頂からの眺望は素晴らしく、日本一の牧之原大茶園から駿河湾、富士山を見渡す大パノラマが展望できます。今日は富士山は見えませんでした。
山頂には、無間の鐘伝説の井戸跡や阿波々神社(奈良時代)がひっそりとたたずんでいます。春は美しい桜並木の花見などで楽しめます。
・駐車場(無料)ふもと普通車約30台、山頂普通車約50台
<参考ページ>公共交通での行き方、車での行き方は下記サイトよりお調べ下さい。
掛川市観光情報 粟が岳 →こちら
粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラスホームページ →こちら
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2013年10月21日
「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」が2013年世界農業遺産に認定。茶草場農法の草として代表的なススキを見に東山周辺を訪問。粟ヶ岳(あわがたけ)の「茶文字」がくっきり見えます。
高原のススキの原は広大ですが、茶草場のススキはササと共に茶園に敷く草として主なもの。茶草場は広大な茶畑に点在し東山地区では茶園10に対し茶草場7の割合とのこと。
掛川市東山周辺は世界農業遺産になってから訪れる人も多いようで地図やビューポイントの案内があり、所々に駐車スペースがあります。
東山茶業組合へ向かう道にあるビューポイントからは粟ヶ岳の「茶文字」が良く見え、茶畑が眼下に広がり絶景。今日はあいにくの曇り空、青空だったら美しいでしょうね。
「茶文字」を作っているのは昔は松だったようですが、現在は約1000本のヒノキとのこと。電車や国1バイパスからよく見えます。
世界農業遺産認定の「茶草場農法」は静岡県「川根本町、島田市、掛川市、菊川市、牧之原市」に点在し、茶の香りと味を守り、貴重な動植物を守る伝統的な農法が評価されました。
ススキが刈り取られて畝間に敷かれるまでの風景です。
細かく裁断されて畝間に敷かれた茶草によって、茶の味や香りが良くなるそうです。茶草場が守られたことで秋の七草、初夏にはササユリなどを見ることが出来るとのこと。
名残の萩の花、実になった葛。
掛川市粟ヶ岳付近に「カケガワフキバッタ」という虫が存在。カケガワフキバッタは、決して広くないこの地域だけに生息していて生息環境を保つためには、定期的な草刈りと草の搬出で環境を保つことが必要とのこと。今日会ったバッタは「カケガワフキバッタ」でしょうか。
<お茶の花>
10月~11月頃に咲くお茶の花の群落を見ることはないと思います。花や実は栄養分を使ってしまうので咲かない方が良く、管理して花をつけないようにしているようです。土手にあるお茶の木に花が咲き、茶畑の畝の横には花が残っていました。可愛い花です。
静岡県は富士山が世界遺産になり多くの観光客で賑わっています。世界農業遺産に認定された「茶草場」を見に来る方達も多くなりそうです。自然を守って静かに見学して欲しいですね。
参考WEB
世界農業遺産{静岡の茶草場農法」→こちら
アクセス
■車
・新東名高速 島田金谷I.C.より県道81号線25分
・東名高速道路 相良牧之原I.C.より金谷相良道路/国道473号線33分
・国道1号線より22分
■公共交通
JR東海道本線菊川駅より車で29分
JR東海道新幹線掛川駅より28分
Google Map (目印は東山茶業組合)
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