可睡斎のサギソウと遠州三山風鈴まつり(袋井市)
サギソウ(鷺草 ) 例年:8月初旬~下旬(見頃は中旬)
遠州三山風鈴まつり 平成29年より 7月1日~8月31日
秋葉総本殿 可睡斎
静岡県袋井市久能2915-1 電話0538-42-2121
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2017年8月5日
可睡齋の受付前と洗心閣前に可愛らしい「サギソウ」が咲いています。まもなく見ごろを迎えます。今年から遠州三山(法多山・油山寺・可睡斎)で初めて行うイベントとしてそれぞれ特徴のある風鈴が飾られ「遠州三山風鈴まつり」が始まりました。鈴の音が風に揺られて涼やかで暑さをしばし忘れます。
<サギソウ>
牡丹園で大切に育てられ8月になると境内に飾られます。お世話をなさっておられる方にお聞きしますと見頃はこれからで、今は咲き始めとのこと。今年は風鈴が目立ちますが、優しいサギソウは素敵です。
サギソウは、環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けています。サギソウの花言葉は「夢でもあなたを想う」また、名前の由来は鳥の白鷺に似ていることに由来します。
門前でもサギソウを飾る用意がされており、見頃は15日頃とのこと。順々に咲いていきます。半分ほどは牡丹園にあるそうですから、楽しみです。
<遠州三山風鈴まつり>
遠州三山「法多山・可睡斎・油山寺」の寺では、邪気除けの意味でお堂や塔の軒の四方に「風鐸(ふうたく)」が吊り下げられています。この風鐸が風鈴の由来とも伝えられ、風鐸の音が聞こえる範囲は災いが起こらないとのこと。今年から新たな夏の風物詩として「遠州三山 風鈴まつり」を開催。サギソウを見ることが目的でしたので、可睡斎の『江戸風鈴』をご紹介します。
<約3,000個の江戸風鈴が境内を華やかに彩る「可睡齋」>
室町時代に開山され徳川家康ともゆかりの深い可睡齋では、山門から本堂手前の階段まで「風鈴の小道」が続きます。飾られた風鈴の総数は、約2,000個。
一個一個が手作りのため、同じ形・同じ柄でもそれぞれ異なる美しい音色が特徴です。風鈴の色は全部で12色。
可睡斎では、禅僧の「○相(えんそう)」に因み「ご縁日風鈴」と名付け、人生の良縁を風鈴に託します。風が吹くと涼しげな音色を奏でます。下記動画矢印を押すと風に揺れて、音を奏でる江戸風鈴が見事です。
有料ですが可睡齋の中庭の「赤富士風鈴」はぜひお勧めです。魔除けの意味を持つとされる真っ赤な風鈴1,000個。毎日先着100名に暑気払いと無病息災を願って冷たい「水無月ぜんざい」が振舞われます。冷房のきいた部屋で美味しい「水無月ぜんざい」をいただきながら赤富士風鈴を見ることが出来ます。(拝観と水無月ぜんざいで500円)
枯山水形式「法華蔵界(はちす)の池」に飾られた富士山を模した赤富士風鈴のオブジェも江戸風鈴。
遠州三山風鈴まつりは法多山・油山寺でも開催されています。袋井市観光協会の素敵な案内をいただきましたのでご紹介します。2017年から始まった「遠州三山 風鈴まつり」の開催期間は7月1日から8月31日まで。各寺院により拝観時間が異なるのでご承知ください。
WEB案内
遠州三山風鈴まつり→こちら
法多山→こちら
可睡斎→こちら
油山寺→こちら
可睡斎へのアクセス
■車
東名高速道 袋井ICから5分
新東名高速道路 森掛川ICから15分
国道1号線から10分
駐車場あり
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