成川美術館庭園の山百合(神奈川県)
山百合(やまゆり)例年:7月~8月(7月中旬~8月中旬)
箱根芦ノ湖 成川美術館
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570番
電話番号 0460-83-6828
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2017年7月22日
猛暑の中、久しぶりに車で箱根の成川美術館を訪問。素敵な日本画を鑑賞し、庭園に足を踏み入れると、湖からの風で少し暑さが和らぎ、芦ノ湖を見下ろして山百合が満開でした。山百合は豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれ神奈川県の県の花に指定されています。
美術館の展望ラウンジは総長50mにも及ぶ一面ガラス張りの窓。箱根・芦ノ湖の大パノラマを見渡すことができます。天気が良ければ富士山も見え一枚の絵が完成するのですが、今日は曇りでちょっと残念でした。
展望ラウンジから出て最初に出会うヤマユリは、花粉が一度洋服に付くと非常に取りづらいことから、花粉が取り除かれ美術館の気遣いが感じられます。
美術館は芦ノ湖でいちばん展望が良い場所ですからヤマユリも堂々と見えます。
NHK出版みんなの趣味の園芸によると,日本には10種以上のユリが自生しており、中で園芸的に最も重要なユリの原種がヤマユリとのこと。本州の平地から山地に分布し、日陰がちの斜面や、明るい林、草原に見られる球根植物で、7月から8月に、強い香りのある、花径20cm強の大きな花を1~10輪ほど咲かせます。花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点が散ります。
ちょうど箱根・芦ノ湖の桃源台、箱根町、元箱根の3つの港、観光スポットを結ぶ箱根海賊船が到着。庭園からの眺めを楽しみました。
神奈川県の県花であるヤマユリは箱根を車で走っていると所々で見ることが出来ます。金時山では山を覆いつくすほどの山百合があったそうですが、近年は猪がユリ根を食べてしまうので数が減ってきたそうです。自然との共生は難しい問題ですね。
庭園は小さいのですが木陰の小道も緑が美しく、空を見上げると紅色のもみじが光っています。
成川美術館では現在「柳沢正人の落花流水、平松礼二~世界を魅了するジャポニスム~」を開催中。→こちら
アクセス(成川美術館のサイトより)
・新幹線+バス
東京/名古屋方面(新幹線)→ JR小田原駅(箱根登山バス/伊豆箱根バス)→ 元箱根港
・小田急+バス
新宿駅(小田急線)→ 小田原駅/箱根湯本駅(箱根登山バス/伊豆箱根バス)→ 元箱根港
・車
【東京方面から】東名高速 厚木I.C → 小田原厚木道路 → 箱根新道 → 元箱根
【名古屋方面から】東名高速 御殿場I.C → 国道138号線経由芦ノ湖方面 → 元箱根
・高速バス
新宿駅西口 → 山のホテル(徒歩20分)
観光船/遊覧船
箱根観光船「元箱根」乗り場前/伊豆箱根遊覧船「元箱根」乗り場徒歩3分
・駐車場 大型バス15台、乗用車70台分の無料駐車場を用意
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