はなさんぽ通信「明治神宮の花菖蒲とご神木」
2016年6月15日
明治神宮は全国から献木されたおよそ10万本を植栽した、70万平方メートルの人工林。今は豊かな森に成長しています。常盤の森になっている御苑をNHKの番組で見て、花菖蒲と深緑風景を楽しみに訪問しました。
御苑の花菖蒲は、明治26年(1893)、明治天皇の思し召しにより昭憲皇太后のために植えられたものです。現在では約150種1500株が咲き競います。ちょうど今が見頃。
南池(なんち)ではスイレンやコウホネが澄んだ水の池を覆って咲き始めていました。
南池の小径(しょうけい)を西北に進むと16枚の花菖蒲畑が優しい曲線を描いて清正井(きよまさのいど)へ続いています。広い一面の菖蒲畑ではなく小径に沿って連なる花菖蒲は緑の森を背に心休まります。
清正井は花菖蒲田の奥の木立の中に滾々と清水が湧き出ています。江戸名井の一つで加藤清正が掘ったと伝えられ年間を通して15度前後とのこと。水は枯れたことがなく花菖蒲田を潤しています。人気パワースポットの一つです。清正井を見るのも行列。
拝殿にお参りしました。結婚式があり花嫁さんの行列が通ります。社殿ゾーンのパワースポットと言われるご神木「夫婦楠」(めおとくす)は、夫婦円満・家内安全を象徴する神聖な木です。
小雨が降ってきましたが木の下は雨を遮ってくれました。右方にもう一本大木のクスノキが聳えています。
東京の真ん中にあり日本が誇る杜だと思います。※ルビは明治神宮御苑のパンフレットより
〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1 電話番号 03-3379-5511
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最寄り駅
・地下鉄千代田線「明治神宮前駅」より徒歩約2分
・JR山手線「原宿駅」より徒歩約2分
駐車場 あり
ご祭神 明治天皇(めいじてんのう):第122代天皇
昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう):明治天皇の皇后
創建 大正9年(1920年)
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入苑時間(年中無休)
5月 午前9:00~午後4:30
6月 午前8:00~午後5:00(土・日は午後6:00まで)
御苑維持協力金
500円(神域の維持・管理のため協力)
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